薬学部の学生におすすめの資格・検定4選【薬学生視点で比較します】

メイクアップ薬剤師×ライフスタイル
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薬学生のみなさん、資格は持ってますか?

薬学部の生活はハードですが、自分の価値を高めるために資格取得はおすすめですよ!

特に医療系・美容系の資格は就活時のアピールにもなります。

この記事はこんな人におすすめ
・資格取得に興味がある薬学生
・医療美容系の資格検定を知りたいひと
・待遇の良いバイトを探しているひと
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薬学生におすすめの資格4選

メイク道具

わたしの経験から、受けてよかったのは次の5つ。

  1. 日本化粧品検定
  2. 美容薬学検定
  3. 化粧品成分検定
  4. 登録販売者(国家資格)

どれも食生活の改善や化粧品の選び方など、生活に直結した知識を得ることができます

資格によっては好待遇でアルバイトできることも!

今回は試験問題と試験対策について薬学生の視点で比較・検討します!

日本化粧品検定

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一般社団法人 日本化粧品検定協会が主催している検定試験

モデルさんや女優さんもよく受験している、いま人気の検定です

化粧品の知識、基本的なスキンケア方法、皮膚の構造などの化粧品関連の内容をバランスよく学ぶことができます

他の試験と比べるとメイクのテクニックについてしっかり学べるのが特徴です。

日本化粧品検定の試験問題

試験は3段階です。日本化粧品検定1級に合格したのち、日本化粧品検定協会に入会してプログラムを修了すると「コスメコンシェルジュ」の民間資格を取得できます。

それぞれの級の印象

3級

「入門レベル」
ネット受験できるのでまずは挑戦してみましょう!

2級

「基礎レベル」
基本的なメイク方法のほか、美肌に影響のある要因がテーマです!

食事、睡眠、UV対策、肌の構造など、薬学部で学ぶ内容が多く出題されます。

1級

「応用レベル」
いままでの内容に加えて、化粧品の成分や法律についての専門知識が問われます

基礎知識のある薬学生は、少し勉強すれば初めから1級に挑戦できると思います

化粧品の効果の科学的根拠が分かるようになるので、薬学生におすすめですよ

1級と2級は併願受験が可能(受験料はそれぞれ必要)

日本化粧品検定の試験対策

テキストにしっかり取り組もう!

公式テキストで勉強を進めるのが基本!フルカラーでめちゃくちゃ見やすい内容です。

しっかり対策したい人は問題集にも取り組むと良いですよ。

「独学で勉強するのは不安」という人のために全国各地で試験対策セミナーが開催されていますが、薬学生ならばテキストに取り組めば十分だと思います。

薬学部の学生へのおすすめ度は?

知名度   ★★★★☆

難易度   ★★★☆☆

役立ち度  ★★★★☆

総合評価  ★★★★☆

美容薬学検定

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美容と薬学ということで、薬学女子にぴったりなのが美容薬学検定

日本セルフケア支援薬剤師センターが主催している検定試験です

他の検定と比べると成分名や専門用語の暗記量はやや多めです

試験問題

1級と2級がありますが試験問題は共通です

問題の正解率によって級が認定されます(60%以上で2級、70%以上で1級)

化粧品の成分や皮膚の構造だけではなく、衛生管理などについても問われます

また、エステやサプリメントなどについて深めに問われています。このあたりは薬学部の知識+αが必要です

試験対策

「美容薬学検定公式ガイド&テキスト」の中から出題されます。

公式サイトから模擬試験も入手できるので、実戦形式で対策するのがおすすめです。

薬学部の学生へのおすすめ度は?

知名度   ★★☆☆☆

難易度   ★★★☆☆

役立ち度  ★★★☆☆

総合評価  ★★★☆☆

化粧品成分検定

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  • ラウリル硫酸とラウレス硫酸の違いは?
  • セラミドの種類ってなに?

「化粧品の成分表示をちゃんと読めるようになりたい」という薬学生におすすめなのが化粧品成分検定です。

一般社団法人 化粧品成分検定協会が主催している検定試験です。

あらゆる化粧品に記載されている成分情報を読むための知識を試す検定です。

美容業界で働く人はもちろん、コスメを手作りする人や敏感肌の人にも支持されています。

薬局で化粧品について聞かれることは意外と多い

皮膚科の処方箋をよく受ける薬局だと、スキンケアについて相談は多いです。

子どもに頭皮湿疹ができちゃって、シャンプーも変えたほうがいいかしら?という悩みに対応できる知識は重要ですよね。

試験問題

試験は3段階に分かれています。

1級、2級の合格者のうち、希望者には「化粧品成分スペシャリスト」「化粧品成分上級スペシャリスト」の資格認定があります。

3級は正答率90%以上、1級と2級は正答率80%以上となっています。1級、2級は同時開催のため、併願はできません。

それぞれの級の印象

3級

「入門レベル」

気になったひとは今すぐネット受験してみましょう!

2級

「基礎レベル」
パッケージ記載内容を理解するための知識を習得します。基本的な成分とその効能などです。

日本化粧品検定もそうでしたが、2級までは薬学生なら割と楽勝です。

1級

「応用レベル」
2級までの内容に加えて、その成分が配合されている理由を考えてひとにアドバイスできるレベルの知識が問われます。

試験対策

「化粧品成分検定公式テキスト」で対策しましょう!

  • 参考書「化粧品成分表示のかんたん読み方手帳」
  • 辞書「化粧品成分ガイド」
  • 問題集「1級・2級問題集」

これらも併せて準備すると、知識がより深まります。

薬学部の学生へのおすすめ度は?

知名度   ★★★☆☆

難易度   ★★★★☆

役立ち度  ★★★☆☆

総合評価  ★★★☆☆

登録販売者

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ドラッグストアなどで医薬品を販売する国家資格が登録販売者です

薬事法の改正によって薬剤師でなくても多くの一般用医薬品を販売できるようになりました

薬学部生が登録販売者を目指すメリットは?

わたしが薬学生として感じたメリットは3つ

  • 定期試験CBTの対策になる
  • 一般用医薬品の販売を通してコミュニケーション能力を磨ける
  • ドラッグストアで好待遇でバイトできる

薬学部の定期試験とCBTの対策になる

登録販売者試験は5つの出題ジャンルがあります

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)
第2章 人体の働きと医薬品(20問)
第3章 主な医薬品とその作用(40問)
第4章 薬事関連法規・制度(20問)
第5章 医薬品の適正使用・安全対策(20問)
生理学、薬理学、生薬学、薬事関連法規などが出題されます。
どの分野も薬学部の勉強と関連が強いのがポイントです。
定期試験やCBTの対策になりますよ。

薬剤師に必要なコミュニケーション能力を磨ける

薬局でのやり取り1

いまの薬剤師にコミュニケーション力は重要
在宅業務など、患者さんに寄り添う能力こそが求められているからです

  • 薬局での実務実習
  • 病院での実務実習
  • 大学で行う事前実習

学年が上がると患者さんと話す機会がたくさんあります

慣れていないと意外と難しいですが、登録販売者であればドラッグストアで経験を積むことができるので良いトレーニングになります

コミュニケーション能力は一生の財産ですよね

ドラッグストアで好待遇でアルバイトできる

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ドラッグストアで好待遇でバイトできるのもメリットのひとつ
渋谷区や港区では時給1400円~1600円の求人がたくさんありますよ

また、ドラッグストアには薬学生のバイトが多いのもポイント

  • シフトの融通が効き試験前は休める
  • 医薬品の販売を積極的に担当させてくれる
  • 頼られる立場になり、やりがいがある

お店が薬学生の生活に理解があることもポイント

学生時代の大切な時間を費やすわけですから、労働環境は大切ですよね
他大の友達もできて、薬学生の横のつながりも広がりやすいです

薬学部の学生へのおすすめ度は?

知名度   ★★★★☆

難易度   ★★★☆☆

役立ち度  ★★★★★

総合評価  ★★★★★

まだまだある美容・健康系の資格

今回は4つに絞ってお伝えしましたが、他にもいろいろな資格・検定があります

  • メディカルハーブ検定
  • スキンケアアドバイザー
  • スキンケアカウンセラー

興味があったらいろいろ調べてみることをおすすめします

自分磨きは大切ですよ!

まとめ

化粧品の成分、栄養やサプリメントの知識などは普段のコミュニケーションでも使う知識です

学んだことを生活に活かせるというのは大きいですよね

資格を持っていることを伝えればアドバイスする時の説得力も向上します!

Doing more with less!

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