NISAも6年目、薬学生のみなさん投資してますか?
- 調剤報酬の度重なるカット
- MRの人員削減
- 今後薬剤師は余っていくという風潮
- Amazonが調剤に乗り出すという噂
ここのところ暗い話題が多いですよね。
薬剤師は安定というイメージが崩れ始めています。
そんな将来を悲観してか、わたしの周りにはFPの資格を持っている薬学生がたくさんいます。
彼らの共通点は、マネーリテラシーが高いこと。
話を聞いてみると、不景気な時代でも富裕層が増え続けている理由をしっかり理解しています。
給料は増えないのに富裕層は増え続ける
賃金の伸びが停滞しているうえ、消費税が10%に増税されましたね。
日本が不景気から脱却できないなかアメリカのダウ平均株価は史上最高値を更新。
資産を持っていたり、投資をしていたりする人は、どんどん豊かになっていることを知っていますか?
でも投資ってなんだか難しいですよね。
資金も必要ですし、損する可能性もありますから。
もし投資をはじめるなら小額から、特に積立であれば少ないリスクで投資ができます。つみたてNISAの制度を使えば、儲けの分に税金がかかりません。
わたしは制度の開始時(2018年1月)から積立投資をしています。もちろん、まだまだ勉強中の身。儲かるのは銀行と証券会社だけ、なんて聞くと今でも不安です。
自分でやってみないと、市場に興味が持てない
みなさんは「投資しなければ損しない」と思いますか?
たしかに、銀行に預けていれば基本的に現金が減ることはありません。少しですが金利もつきます。もし金融機関が破綻しても預金はペイオフで守られます。
でもハイパーインフレでお金の価値が急激に下げってしまったら?極端な例ですが、じゃがいもが3つで1万円になってしまうかもしれない。
そう考えてみると、現金がいちばん安全とは言い切れないですよね。
3年生のときに株をはじめた
株をはじめて思ったことは、この3つに尽きます。
- 経済と資産運用っておもしろい
- 学生のうちにはじめてよかった
- お金は生きものだ
資産運用っておもしろい
株をはじめたのは大学3年生のとき。
つみたてNISAの開始と、貯金がある程度の額になったことがキッカケでした。
貯金してても利子なんてほとんど付かないし、株主優待のある株を買ってみようかな。
そんな気持ちでSBI証券の口座を開設し、余剰資金を入金しました。
もちろん最低限の現金は定期預金にしてあります。
儲ける気はまんまんだったので、本やブログを使って毎日情報集め。値下がりする可能性はゼロじゃないけど、ここなら大丈夫と信じた企業の株を購入しました。
配当や優待をもらいながら何年も保有しているつもりでしたが、予想以上に値上がりしたので結局3か月くらいで売却。それからは株価にあわせて売買を繰り返して、収益を上げることができています。
たしかに資産づくりは大切、でも損する可能性もあるでしょ?
私が保有している株は、全て利益がでたのか?
いえいえ、そんなことはありません。
さすがに紙切れになった株はありませんが、損切りした株はあります。
損をしたのはメルカリです。
わたしはフリマアプリが大好きで、大学の教科書などをよく販売していました。
IPOには外れてしまったのですが、応援の気持ちも込めて新規上場後に購入しました。これが高値圏で、ずるずると株価が下がり、結局売却。株は損することもあるんだ、という当然のことを学ばせてもらいました。
誤解しないでもらいたいのは、新規の企業だから損をしたわけではないということです。
大手企業だってあり得ることです。シャープや東京電力の暴落は大きな話題になりましたね。
どれだけ調べても、タイミングを調整しても、何が起こるかは分からないです。
徐々に増え続ける投資資金
わたしが保有したことのある日本株は、三菱商事、ZOZO、日本郵政、オリックス、塩野義製薬、JT、ソフトバンク、サニーサイドアップ、武田薬品、メルカリ、日本調剤など。
基本的には一部上場の大手企業。製薬企業も目立ちます。
株主優待に目がくらんで買ったものもありますよ。
投資資金は増え続け、いまでは100万円以上を運用しています。
どの銘柄も大きく損はしていませんが、悔やんでいることはひとつ。
リーマンショック後の株安の時期に投資をしていなかったことです。
株安の時期に投資をしていたらどうなったかシミュレーションしてみたことはありますか?
たとえば、イチローのCMで有名なオリックス。
株主優待も充実しているのでいまも保有中しているお気に入りの銘柄です。
オリックスの直近10年の底値と高値を比較
<8591:オリックスの株価>
安値:2009年2月24日 170円
高値:2018年1月24日 2216円
なんと底値の13倍!
17000円で買えた株が、221600円になっていたんですよ。
もちろん上がったり下がったりを繰り返しての株価です。ずっと右肩上がりではありません。売って確定させなければ利益にはならないのも難しいところです。
リーマンショック時は多くの株が底を打っていた
底で買って、頂点で売る。そんなことは不可能かもしれません。
でも、大きなチャンスを逃してしまったことをとても悔しく感じました。
いつでも投資できるように準備だけはしておきたいですよね。
株で資産を作るために薬学生のうちにしておくべきこと
20年後、薬剤師がどうなっているかはわかりません。
自分のため、大切な人のために資産づくりは大切ですよね。
薬剤師の初任給は高いです。ドラッグストアであれば35万円に達することも。
でも、せっかくお金があっても、資産運用の準備ができていなかったら困りますよね
薬学生のうちにしておくべきことはたった3つです。
- 証券会社の口座を作っておくこと
- 分散投資について理解しておくこと
- 経済のニュースをチェックしてみること
証券会社の口座を作っておく
証券会社の口座を開設するのは簡単ですが、時間がかかります。
学生でも問題なく作れるので、余裕のあるときにつくっておきましょう。
手数料が安くて、取り扱い銘柄の多い会社がおすすめですよ。
分散投資について理解しておく
投資するうえで大切なことは、資金を1か所に集中しないことです。
SBI証券を使えば日本株のほか、アメリカなどの先進国の株も簡単に購入できます。
- 成長が期待できるハイテク株(GAFAやマイクロソフトなど)
- 景気の影響を受けづらい食品株(マクドナルドやコカコーラなど)
- 薬学の知識を活かせるヘルスケア株(ファイザーやメルクなど)
さまざまな分野に資金を分散することで倒産などのリスクを減らすことができるうえ、思わぬ利益を得ることもあります。
株で大儲けするには?
大儲けする手法、なんて胡散臭いので、本を1冊紹介します。
本田静六氏の「私の財産告白」は貯蓄・投資の参考になる名著です。
本田氏のいちばんの儲け話は、暴落直後の株を買うというものでした。
体験談をまとめます。
- 震災で全ての株価が大暴落した
- 東京電燈という電力会社株を資金の許すかぎり買っていった
- 儲けが出始めたところで少しずつ売却して元金を回収した
- 残りの株を長い間保有し続けたことで予想外の利益を得た
わたしがこの本を読んだときに思ったことは、 いずれ起こる株安に備えて、今は勉強と貯金(投資の資金作り)に励もうということです。
まとめ:将来の資産づくりのため薬学生のうちからできることをしておこう
学生が投資なんて、と思うかもしれません。
でも、準備は大切。
6年間も学生をしていると、薬学以外の勉強をしたくなるときがありますよね。
そんなときは経済の勉強をしてみるのがおすすめです。
初心者のわたしはSBI証券で取引しています。
手数料が安く、商品が多いので初心者にもおすすめです。
ユーザー用の画面も見やすく、取引しやすいですよ。
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