薬学生のみなさん、日誌書いてますか?
新コアカリの実習に行った経験から、日誌を効率よく書き上げるテクニックをお伝えします。
成績アップにも繋がる内容です。
・日誌を効率よく書きたい
・成績アップを狙いたい
・薬局実習や病院実習の日誌について知りたい
実習日誌のテンプレートを作ろう
結論から言うと、効率化のために日誌のテンプレートを作るのがオススメです。
特別な内容ではないですが、やってみるとめちゃくちゃ効率いいですよ。
流れはこんなかんじです。
- 慣れるまでは普通に日誌を書く
- 実習項目がある程度わかってきたらWordなどにまとめる
- 内容を網羅したチェックリストを作る
- その日実習した項目にチェックを入れて日誌にコピペする
慣れるまでは普通に日誌を書く
最初は実習内容を真面目に箇条書きにしてまとめましょう。
【病院実習〇日目】
1. 調剤の実施
□□の調剤と監査を行った。
2. 症例検討の実施
△△について症例検討を行った。
3. グループディスカッション
××について討論を行った。〇〇という意見があった。
4. カンファレンスに参加した
実習内容を網羅していてわかりやすいと思います。
ところが3週間くらい経つと実習に慣れてきて、実習する項目もある程度わかってきます。
たとえば薬局であれば毎日軟膏を作ったりします。
こうなってきたら実習の項目をWordなどにまとめてチェックリストを作りましょう。具体的に示すと次のようなかんじです。
1. 病棟薬剤師業務について
□ 持参薬確認
□ 初回面談
□ 注射薬調剤
□ 服薬指導
□ 退院指導
□ 内服薬カート確認
□ 定期処方セッティング
□ グループディスカッション(テーマ:〇〇)
□ カンファレンス参加
□ チーム医療への参加や見学
□ 症例検討の実施(テーマ:□□)
□ 自主学習の実施(テーマ:△△)2. 詳細やその他の特記事項
そもそも実務実習ってなに?
薬学部5年生は病院と薬局に行って実習をします。これを実務実習といいます。実務実習は病院と薬局で11週間ずつ行います。全国共通のカリキュラムがありますが、施設の特色を生かした内容もあります。
実習に先立って多くの薬学部では4年生で事前実習を行います。また、医療現場に立ち会うことになるため、2つの試験に合格する必要があります。
これがOSCEとCBT。実務実習に行くためのパスポートみたいなイメージです。
実習管理システムと毎日の日誌について
実習が始まると避けて通れないのが、富士ゼロックスの実務実習指導・管理システムです。実習生はこのシステムにログインして日誌や週報を書くことになります。
指導薬剤師も日誌にコメントしたり、実習生の評価を行うときに使います。システムを通してやり取りするってことです。
日誌って毎日?なにを書くの?
大学や実習先の方針によりますが、基本的に毎日書くことになります。日誌を書くために実習を30分くらい早く終わらせてくれる薬局もあるみたいです。優しいですね!
毎日、実習内容について自由に記載します。
・体験した疾患や活動
・実習で達成できた点
・その日のスケジュールなど
実習で達成できなかったことを書くスペースもあります。
日誌はわかったけど、週報っていうのはなに?
週報は1週間のまとめです。これらを振り返ってまとめることになります。
・実習したこと(項目ごとに関わった日数なども記載)
・関わった疾患とその人数(処方解析・投薬計画などを実施した疾患等)
・服薬指導を実施した疾患とその人数
・理解できたこと、理解できなかったこと
・実践できたこと、実践できなかったこと
・今週出来なかったことに対する改善点
・施設・大学に伝えたいこと
実習中心の生活になってしまうデメリットがある
報告会の準備もありますよ
まとめ:薬局実習や病院実習の日誌はテンプレ化して効率よく書こう
1. 病棟薬剤師業務について(本日の実習事項に ☑ )
□ 持参薬確認
□ 初回面談
□ 注射薬調剤
□ 服薬指導
□ 退院指導
□ 内服薬カート確認
□ 定期処方薬セッティング
□ グループディスカッションの実施(テーマ: )
□ カンファレンス参加
□ チーム医療への参加や見学
□ 症例検討の実施(テーマ: )
□ 自主学習の実施(テーマ: )2. 詳細やその他の特記事項